中学受験について【教室長インタビュー】

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回答者プロフィール

名前  :貴家秀樹(さすがひでき) 講師歴 :31年 勤続年数:18年。(アクセスを立ち上げてから)

塾講師になったきっかけ 縁あって前会社社長を紹介されて進学塾に勤めることになりました。

塾講師に向いていると思うか 初めは子ども相手に何かを教えることに向いているとは思えなかったです。自分も勉強が得意ではなか   ったものですから。ただ、勉強がうまくいかない子の気持ちはわかる気がしていました。人それぞれ成長時期や興味を持つ時期が違うものですから、教えること以外にも伝えることを大切にして子どもたちや保護者と接しています。受験で終了ではなく、中・高・大学生になっても近況報告や元気な顔を見せに立ち寄ってくれる卒業生を見ると一人一人の成長に関われた立場をうれしく思います。

理想の講師像 一方通行的な目先の詰め込みを目的とした指導ではなく、子ども一人一人の成長過程や特性を理解した上で先につながる指導をする。

講師をしていて学んだこと 大人が計り知れない可能性をもっていること。 子ども一人一人の成長する時期に違いがあること。 それを理解し活かすことができるか常に考えて環境を整える必要があること。

中学受験は必要なのでしょうか?

貴家先生:高校受験は義務教育の終了過程にあるものなので、高校受験が普通で中学受験は早いという考え方があるのかもしれません。受験というハードルだけの見方であり、目的を持ち目標に向かって努力する経験を積むのに年齢は関係ないと思います。その受験を大学までと考えて6+3+3で臨んでも6+6で臨んでも構わないのではないでしょうか。子ども達を取り巻く環境が変化してきている中、12年の環境や過ごし方、学びを選択できる上で中学受験は必要なものだと思います。

中学受験について【教室長インタビュー】3

なんのために勉強するのでしょうか?

貴家先生:受験をクリアするために知識を修得する勉強も必要なことではありますが、義務としての勉強となってしまい、時に勉強嫌いの意識が生まれてしまいます。自分を高めさせ、自分を磨くために必要な知識や研鑽が考える術を身につけることになる。そのために勉強をして欲しいと思っています。

最近の中学受験の動向や変化などは?

貴家先生:大手塾の偏った私学選択による過剰人気校や大学入試改革を見据えた付属校人気は時の流れでもあるが、中学受験全体の午後入試の増加・試験日の前倒し傾向、公立中高一貫校に合わせた適正検査型入試の導入など生徒募集の策が受験生側の併願疲れに繋がっており中学受験に早期決着の一面が生じてきている。建学の精神を持つ私学だからこそできる魅力ある教育環境を求める受験生が幅広く選択できる機会が増えていくようになって欲しい。

志望校に合格するために大事なことはなんでしょうか?

貴家先生:「合格したい」という希望を抱いて努力を積み上げていくこと以上の「受かってみせる」という強い意志を持って行動していくこと。それが日々の努力の積み重ねや我慢する力、あきらめない姿勢という精神的な強さをも武器として身につけさせてくれます。

中学受験で一番大事なことはなんでしょうか?

貴家先生:まだ成長過程にある12歳の子どもが日々成長しながら準備期間を努力し様々な経験を積み、試練を乗り越えていく中学受験。保護者・塾それぞれの役割バランスを崩さずに子どもを前面にして成長させること。

受験生へ向けてメッセージをお願いします。

貴家先生:中学受験は、小学生にとって初めて自分の目標を設定し、その目標に向かって努力するというとても貴重な体験ができる機会でもあります。私たちは、この中学受験を通じて生徒の一人一人が自立し、大きく成長されることを期待しながら応援していきたいと思っています。中学受験は小学6年生の一度だけ、二度と訪れない今を大切に、アクセスの仲間と学びながら力を合わせて取り組んでいきましょう。

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