進路の相談ができる「オンライン家庭教師」をここでみつけよう!
公立高校の受験日まで残りおよそ1ヶ月になりました。
「"高校受験なんて、なんとかなる”とでも思っているのかしら……」と勘違いするほど余裕に見えていた子供たちも、この時期になると揃って不安に襲われ、 不機嫌やストレスをあからさまに態度に出すような子どもも出てきます。
親はなかなかその不安が理解できず、家庭全体がギスギスして不穏な空気が漂ってしまいがちですが、受験当日まで学力を伸ばし、持てる力を発揮してもらうには、できるだけ良い環境で残りの受験生活を過ごしてもらいたいもの。
今回のブログではラストスパートのこの時期に【中3受験生が抱える悩みや不安の実態】と、 その不安を和らげるために親は何ができるのかを紹介します。
中3の受験生家庭はもちろん、現在の中1・2年生が受験生になった時に、「親は受験学年を通してどのようなサポートができるのか」のヒントにしてください。
《目次》
1.入試直前! 中3受験生はこんなことに悩んでる 2.受験直前の中学生が抱える不安に対し、親ができること 3.まとめ 親は精神的な支えになってあげよう
我が子がどんなことに悩んでいるか、親としては心配になりますが、思春期真っただ中の高校受験生から悩み事を聞くことは難しいもの。
そこで、インターネット上から、「今、高校受験生は何に悩んでいるのか」を拾ってみました。
●塾からは、模試などの結果から合格するかは五分五分、今からもっと勉強して学力を伸ばせば合格できると言われており平日と休日にどれくらい勉強すればいいのか知りたい ●過去問の点数が上がらず、本番で目標点数が取れるか心配で眠れない ●塾に通っていないがどうしても行きたい高校がある。受験まで30日切ったけど今からでも塾にいったほうがいい? ●先日受験した習熟度テスト(実力テスト)の点数がひどく志望校に合格するのか不安 ●過去問は取れているが本番で難しい問題が出ないか心配。欠席日数も多くて不安でいっぱい ●いままで委員会等で勉強する時間が取れなかった。落ち着いた今から頑張りたいが寝る以外の時間全て勉強に費やすくらいやらなくちゃダメだと思い詰めている ●努力しているのに、苦手科目の点数が上がらず他の教科の勉強に逃げてしまっている
●受験まであと少しなのに全然やる気がでなくて、やる気が出たり前向きになる言葉とか、勉強のアドバイスが欲しい! ●やるべきことをせずに娯楽に逃げてしまう自分が嫌い。どうしたら集中できるか高校受験経験者のアドバイスがききたい ●勉強しなければいけないのにどうしてもスマホを触ってしまう。tiktokやインスタ、YouTubeは既に消しているが、意味なく触ったり、せっかくかけた制限も外してしまう。スマホから離れるための管理方法を教えてほしい ●私立の推薦に落ちてしまった。早く次の受験に向けて勉強したいがショックで勉強が手に付かない。落ちた時のメンタルケアの仕方を教えて欲しい
●過去問で合格ラインを超えているので安心して大丈夫?今何を勉強するのが効果的なのか教えて欲しい ●この時期に何を何時間くらい勉強すれば十分と言えるのかが知りたい ●集中力が続かないが、効率のいい勉強の仕方を教えてほしい ●残り1ヶ月は5教科全てに力を入れる方がいいのか、教科を絞って勉強するのかどちらが効果的なのかしりたい
●コロナにかかってしまったらどうしよう。濃厚接触者になってしまったら…… ●いつもテストでもお腹が痛くなり、集中できない。それが心配で入試の時も同じ事になると嫌なので対処方法など教えて欲しい ●中学の定期テストでも緊張で腹痛を起こし、保健室で受けることが多々あった。どうすれば、緊張がほぐれるか知りたい ●テストの時にお腹が鳴るのが1番心配。お腹が鳴るのを抑える方法はありませんか?
●コロナ禍で収入が減る家庭が増えて志望する難関公立高校の倍率が上がりそうで不安…… ●私立受験会場でコロナウイルスに感染して公立受験ができなくなったらどうしよう…… ●コロナの濃厚接触者になってしまい、私立の一般入試を受験できなくなってしまった……追試では合格率は下がるの?
●願書に大きな皺がついてしまった、それで落ちてしまったらどうしよう…… ●郵便局から出すべき出願資料をポストに投函してしまった!! ●願書の日付を間違えてしまった!どうすればいい?
●親が毎日のように「勉強しろ」と言ってきて、やろうと思っていたのにその言葉にイラついて反抗してしまう。親に何か言われた時の対処法や気にしないようになる方法が知りたい ●母親が「先生が合格するって言ってたから大丈夫!」とテレビや映画に誘ってくるのが理解できない
思春期で「親子での会話がほとんどなくなってしまった」と悩む家庭も多い中での受験。受験直前の子どもたちは、様々なことに不安を感じているようです。 腫れ物に触るように遠巻きに見守るしかないのでは? と感じることも多いのですが、今彼らが抱えている不安の実態を見ると、親がサポートしてあげられるようなポイントも多そうですね。
以下に親が今からやってあげられるサポートをご紹介します。
◆生活リズムを整える◆ いくら合格できるか不安だからと言って、睡眠時間を削ってまでの勉強はご法度。入試当日にはっきりした頭で受験するには、今から朝型の規則正しい生活に戻していくことが必要です。 そのためには、家族の協力が不可欠です。夜遅くまで家族が大きな音量でテレビを見たりしては睡眠の妨げにもなるため、受験生が過ごしやすい環境作りを心がけましょう。 受験勉強も含め朝方にするのならば、子どもの起きる時間に合わせて親が起床し、朝ごはんのタイミング等も合わせてあげたいものです。
◆栄養バランスのよい食事で体づくりをサポート◆ 1日3回の食事は基本です。忙しくてもこの時ばかりは、栄養バランスを考えた食事を作ってあげましょう。 受験当日や自習室や図書館で勉強する際のお弁当に、特におすすめしたいのが、野菜のたくさんはいった具だくさんのスープ。胃腸にも優しく体も温まります。
「ゲン担ぎ」で試験当日や前日に「カツ」を用意する予定のご家庭もあるかもしれませんが、油が多く消化が悪いためお勧めできません。 とにかく試験当日や前日は消化がよく、バナナなど脳を活性化させるものを朝食に用意してあげるといいですね。
◆家族全員がインフルエンザ予防接種を受けよう◆ 新型コロナ対策はもちろんのこと、今年はインフルエンザも猛威を振るうといわれています。できれば家族全員インフルエンザワクチンの接種をお勧めします。 さらに医療機関によっては受験生の身近なところでインフルエンザを発症した人が出た際の「抗インフルエンザ薬予防投与」の取り扱いを実施しているところも。すべて実費ですが、「念には念を」と考えているご家庭はリサーチをお勧めします。
◆重要!!! お腹対策◆ 前章で紹介した受験生の切実な悩みに「緊張でお腹が痛くなる」「お腹がすいてないのにお腹が鳴ってしまう」といった、「お腹についての悩み」が多くありました。 緊張やストレスによって起きるお腹のトラブルは、過敏性腸症候群(IBS)の症状の一種。過敏性腸症候群(IBS)は、10人に1人の割合で発症するとされる病気ですが、薬に頼る以外の対処法は意外と知られていません。
子どもの過敏性腸症候群(IBS)は精神的なストレスが大きな原因の一つと言われています。睡眠・食事や、リラックスできるような環境づくりでサポートしましょう。
豆やイモは消化するとガスが多く出て腹痛の原因になりやすいので注意が必要。カフェイン、香辛料、冷たいものも、胃腸が熱を産生しけいれんを起こし、腹痛が生じる原因になるため、受験日近くなったら避けたいものです。 受験当日の朝食や当日のお弁当には、消化のよい温かいものを準備してあげてください。
もし症状がひどい場合は、子どもの症状についてや「万が一の場合は試験中にトイレにいってもいいか」を受験校に事前に確認すべきか、 塾や学校の先生に相談してみてはいかがでしょうか。 「試験中にトイレにいける」という安心感だけで、当日に症状が出なくなる場合もあるそうです。
学校によっては「過敏性腸症候群(IBS)」の場合は、別室での受験や、トイレに近い試験室を指定できる、などの配慮を受けられる場合があります。 子どもの受験校がそういった措置を設けている学校なのか調べてみてください。
【ストッパ】のような下痢止めの薬をお守り代わりに持たせると効果的とのこと。「薬を準備しといたよ」と一声かけてくださいね。
こういったデリケートなサポートは親にしかできないことです。ぜひとも力になってあげてくださいね。
願書提出時のミスについての悩みもたくさん見られました。実際には、願書にシミやしわがついたり、日付の書き間違えでの訂正などは選考には関係がないと言われています。 しかし、「郵便局から出すべき出願資料をポストに投函してしまった!!」「提出すべき書類を忘れていた!!」などといったミスに関しては、影響がないとは言い切れないところ。 15歳の受験生は、事務的な手続きを自分で行った経験は無いに等しいはずです。
書類の提出など受験に伴う事務作業は絶対に子ども任せにはせず、一緒に募集要項と願書を確認しながら、家族で二重、三重のチェックをすることは必須です。
勉強以外は親が主体となる場面の多い「中学受験」や、ある程度成熟した「大学受験生」と違い、メンタルも肉体も成長過程にあり、不安定な中での「高校受験」はある意味一番大変な受験とも言えます。 受験の差し迫ったこの時期の受験生の悩みに、「親や家族に対する悩み」が見られるのはかわいそうな気がします。
やる気がない、勉強していないように見える子どもたちでも内心は焦りや不安でいっぱいで、勉強が手に付かない状態にあったり、見えないところで努力しているのではないでしょうか。 「勉強しなさい!!」という声掛けは今はもう逆効果。
逆に「内申も足りているし、そんなに勉強しないでも……」と感じていても一生懸命に勉強に取り組んでいる子どもに対して「もうやらなくていいんじゃない?」という声掛けも、本人にとってはストレスになるようです。
子どものペースに寄り添い、子どもの悩みや愚痴に耳を傾けてあげてはいかがでしょうか。少しは心が軽くなるはずです。 また、学習する環境が整っていないと、やる気は失われてしまいます。片付けが苦手な子どもの部屋をさりげなく整頓し、机に向かいやすい環境を作ってあげることも必要です。
ある受験生が「ちょっとした空き時間に母とカフェに行って、おいしいものを食べながら雑談するのが一番の息抜きになっています」と話していました。 ひょっとしたらこれくらいのさりげないスタンスが、一番受験生にとってはありがたいのかもしれませんね。
学力に関しては、今から親がサポートできることはほぼありませんが、それ以外では親ができることはたくさんあるはずです。 しっかりと子どもを見つめ、最後まで伴走してあげて下さいね!
【参考資料・文献】
・yahoo知恵袋 ・3人に1人が受験時に「お腹の悩みがあった」!入学試験とお腹の悩みに関する実態調査
進路の相談ができる「オンライン家庭教師」をここでみつけよう!
コメント欄をみんなで楽しく利用できるよう、以下の注意事項をお守り下さい。
(1)公序良俗、法令違反行為を目的とした利用
(2)犯罪的行為にむすびつく利用
(3)他者の著作権、財産、プライバシーを侵害しないこと
(4)他者を誹謗、中傷しないこと
(5)営利目的の商業行為
会員になりますと引き続きご利用いただけます(すべて無料)
登録は簡単!メールアドレスとニックネーム、お住まい地域の郵便番号、現在の職業(学年)の登録のみ!