取材日:2020年9月7日 インタビュイー:教頭 冨樫先生 インタビュアー:教育図鑑 石井
もともとの設立の趣旨が「国内外で活躍できる生徒を育成するリーダー教育」でした。リーダー教育を古今東西で見回しますと、イギリスのパブリックスクールは600年の歴史があり、その他にも日本の旧制高校や、アメリカなどのボーディングスクールなど寮制の学校で国のリーダーを育ててきました。そこでリーダー教育の実現に向けて全寮制が有益であると着目し、このような体制を取っています。
私は自衛隊の高校と防衛大学を合わせた7年と、自衛官教育での1年半、合計8年半も寮生活をしていました。海陽は将来の職業のための教育をしている学校ではないので、特定の組織のリーダーを育てているわけではない、というのが大きな違いです。さまざまな場面でリーダーになれる資質を作る教育を行っています。私のいた防衛大学とはだいぶ違いますね。就職しているわけではありませんので、そのような意味では非常に自由な側面を持っています。
学園の教育に対して、素直にぶつかってきてくれる子どもが適しています。経験したことがないからとか、自分の思いとは違う、不自由は受け入れられない、といって、快適ではない、好きではないことから逃げてしまう子どもは全寮制の中で成長することが難しいと感じています。
仲間とのコミュニケーションがとれて、友達から頼りにされる子は、大人に対し意見をたくさんぶつけてきます。そのような子は、海陽でよりたくましいリーダーとして育つという成長パターンがあります。
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