取材日:2020年9月7日 インタビュイー:副校長 西村先生 インタビュアー:教育図鑑 石井
飾らなくていい、というのはのは女子校と同じです。特に全寮制の男子校はいろんなところが見えてしまう環境ですので、その上で飾らないといけない、というのは大変ですよね。変な話、ズボンのチャックが壊れていてもそのままでいられてしまうような…。同じような感性の仲間と「共感」というよりは「切磋琢磨」できる環境が男子校としては強いですね。
勉強はできないけれど、すごく優しい子もいるんですよ。勉強できる子はそういうところを見習い、勉強のできない子はできる子のようになりたいと頑張る。要するに物差しがいっぱいあるんです。たくさんの物差しの中で、お互いリスペクトし、負けないように。一つの物差しでの競争ではなく、多面的な競争をしています。
はい。イベントがあると手伝いに来てくれたり、入試説明会にもOBとして参加し、学校の説明をしてくれたりしています。
私たちの学校は生徒もいっぱい居ますが、大人との関わりも沢山あります。彼らは、他の学校の生徒より大人に対して物怖じしないんです。卒業生からは「なぜ他の学生が教授と議論出来ないのか」とか、「会社に入っても上司とうまくコミュニケーション出来ないのか」という話をよく聞きます。彼らは寮で大人との関わり方が染み込んでいるので、大人に指示されるのではなく、一緒に考えるということが出来る人間になっています。これはハウスマスターやフロアマスターがいる影響が大きいのだと思います。
毎年、賛同企業様からの出向で、二十数名の若手社員の方にフロアマスターとして来ていただいています。その方たちが本当に身近にいるので、会話の一つひとつが社会の最前線で働いている方との会話になります。その時点では気付きにくいですが、「就職活動して初めてフロアマスターの偉大さに気付いた」という話は聞きますね。
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