学校の現状　専門家レポート

2009年度は、緊急連絡システムの導入とホームページの再構築を行った。従来の電話連絡網を廃止し、迅速かつ正確な情報伝達手段として、生徒の家庭及び教職員に対し、自宅待機時等の連絡手段として「携帯電話及びパソコンへの一斉メール伝達」が可能な連絡システムを立ち上げた。保護者の理解が得られ、約98％の家庭が１台以上の登録をしている。登録のない家庭には担任教師より連絡を行っている。メール配信後5分以内には全家庭に内容が届いており、緊急時の連絡には大変有効な手段となっている。ホームページ内の専用サイトでは、情報量の多い文書等が掲載されており使い分けている。本校の強みは「65分授業、2学期制、週6日制による真のゆとり教育の実践」にある。この制度から生まれる「時間的ゆとり」を活用し、学内完結型の受験指導と伝統文化に触れる授業内指導及び課外活動の奨励により、人としての素養を最大限に広げられる体制を整えて実践している。全人教育を目指し、学力により得られる進路（学）指導と道徳倫理観・体験的学習により培われる人格教育をバランスのとれた形で行っている。国語の岩井哲治先生は、東儀秀樹氏にあこがれて雅楽を独学に近い形で学んだ。地域愛好家との演奏活動に留まらず、学校においては筝曲顧問として部員と共に、また吹奏楽との合同演奏などを行っている。2007年に文化教室で東儀氏をお招きした際には念願の共演がかなった。